マリアンヌ・フェイスフルの未発表ライブ音源アルバム『Eye Communication: Live At The Wax Museum』が、2026年11月から12月にかけて初公式リリースされることが決定しました。< SOURCES: The Official Marianne Faithfull Website / RECORD STORE DAY / Variety >
本作は、2026年12月29日に80歳を迎えるマリアンヌ・フェイスフルの生誕80周年記念プロジェクトの一環として、マリアンヌ・フェイスフル・エステート(遺産管理団体)の全面協力のもとで発掘された歴史的音源です。
1983年の「復活の絶頂期」を捉えた発掘音源
本作に収録されているのは、1983年10月2日にアメリカ・ワシントンD.C.のライブハウス「ワックス・ミュージアム(Wax Museum)」で行われたパフォーマンスです。
当時のマリアンヌは、1979年に世界的ヒットを記録したアルバム『Broken English』で奇跡的なカムバックを果たし、パンク/ニュー・ウェーヴの時代に新たな歌声を確立していました。本作は、その後に発表された『Dangerous Acquaintances』(1981年)、および当時の最新作『A Child’s Adventure』(1983年)を携えて行われたカナダ・アメリカツアーの模様を記録したものです。
1960年代のポップ・アイドルとしてのイメージを完全に脱却し、ハスキーで力強い独自の歌声を手に入れた彼女の、80年代初頭におけるライブ活動の充実期を捉えた貴重なドキュメントとなっています。
ジョン・レノンのカバーや完全未発表曲を含むセットリスト
セットリストは、80年代初頭の3枚のアルバムからの選曲を中心に構成されています。特筆すべき点として、ミック・ジャガーとも親交の深かったジョン・レノンのカバー「Working Class Hero(労働階級の英雄)」の熱演が収録されているほか、フェルナンド・サンダース(ルー・リードのバンド等で知られるベーシスト)との共作による完全未発表の新曲「Rising」が収録されている点が大きな目玉となっています。
仕様と発売スケジュール
音源の修復およびマスタリングは、オリジナル・アナログテープからアンドルー・バット(Andrew Batt)の手によって行われ、当時の生々しさと現代の明瞭な音質が両立されています。
パッケージには、アンドルー・バットによる最新インタビューやライナーノーツ、そしてこれまで未公開だった当時の貴重な写真を掲載した特製ブックレットが封入されます。
発売はアナログ盤が先行し、その後にCDおよびデジタル配信が続くスケジュールとなっています。
- アナログ盤(2枚組LP):2026年11月27日発売
「RSD BLACK FRIDAY 2026」の限定アイテムとしてリリースされます。180グラムの重量盤仕様で、A面からC面までの3面に楽曲を収録。D面には楽曲は入らず、アルバムタイトル曲でマリアンヌが朗読しているウィリアム・ブレイクの詩「The Tyger(虎)」の一節が、彼女の直筆デザインでエッチング(彫刻)加工されています。 - CD盤 / デジタル配信:2026年12月4日発売
Time Traveler Recordingsレーベルより発売。国内の大手レコード店(HMV、タワーレコード、ディスクユニオン等)でも現在、輸入盤としての予約受付が開始されています。
収録曲(セットリスト)一覧

- Times Square
- Tenderness
- Brain Drain
- Blue Millionaire
- Guilt
- Falling From Grace
- Eye Communication
- Working Class Hero (ジョン・レノン カバー)
- Rising (完全未発表曲)
- Broken English
