Some Girls

キースの逮捕、拘留というストーンズの危機的状況の時期にリリースされた、パンク、ディスコ、カントリー、ソウル、ブルースなど様々な音楽を混在させながらも、バンドのカラーを強く押し出した意欲作。レコーディング・セッションでは40曲以上が録音され、そのうちの何曲かは『Emotional Rescue』や『Tattoo You』にも収録されました。アルバム・リリース後に行われたツアーでは8曲が演奏され、残り2曲も後にライヴ演奏されています。

ゲスト・ミュージシャンは最小限に抑えられましたが、そのなかでも「Miss You」と「Some Girls」に参加したハーモニカ奏者シュガー・ブルーの貢献が目立ちます。ミックが積極的にギターを弾いたことにより3本のギターの分厚い絡みも聴きどころになっています。それが原因なのか、イアン・スチュワートは多くのセッションを欠席し、珍しいイアン・スチュワート抜きのアルバムとなりました。

  1. Miss You
  2. When The Whip Comes Down
  3. Just My Imagination (Running Away With Me)
  4. Some Girls
  5. Lies
  6. Far Away Eyes
  7. Respectable
  8. Before They Make Me Run
  9. Beast Of Burden
  10. Shattered

Released: 9 June 1978
Producer: The Glimmer Twins

Additional Musicians:
Sugar Blue – Harmonica
Ian McLagan – Electric Piano, Organ
Mel Collins – Sax
Simon Kirke – Congas