ジャマイカのダイナミック・サウンド・スタジオで録音された73年のアルバム。発表当時は「まとまりのないアルバム」との評価もありましたが、効果的なエフェクトを使った緻密な音造りはその後のストーンズ・サウンドを予見していたとの見方もできます。本作はシングル「Jumpin’ Jack Flash」以来コンビを組んでいたジミー・ミラーの最後のプロデュース作品となりました。
ビルはアルバム中3曲（5, 8, 10）にしか参加せず、テイラーの華麗なソロが印象的な「Winter」にはキースは参加していません。アルバムのリード・シングル「Angie」は、デヴィッド・ボウイの最初の妻アンジェラについての曲だと噂されていましたが、ミックもキースもそれを否定。キースは『Jump Back: The Best of The Rolling Stones』のライナーノーツで、「Angie」のタイトルは彼の娘、ダンデライオン・アンジェラにインスパイアされたと述べています。
- Dancing With Mr. D.
- 100 Years Ago
- Coming Down Again
- Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)
- Angie
- Silver Train
- Hide Your Love
- Winter
- Can You Hear The Music
- Star Star
Released: 31 August 1973
Producer: Jimmy Miller
Additional Musicians：
Ian Stewart – Piano
Nicky Hopkins – Piano
Billy Preston – Clavinet, Piano
Bobby Keys – Sax
Jim Horn – Sax, Flute
Chuck Findley – Trumpet
Nicholas Pascal Raicevic – Percussion
Jimmy Miller – Percussion
Jim Price – Horn Arrangement
Nicky Harrison – String arrangement
Anthony “Rebop” Kwaku Baah – Percussion