ロ―リング・ストーンズは日本時間の5月6日午前1時(イギリスでは5月6日午後5時)に新作アルバム『Foreign Tongues』を発表し、リード・シングルとして「In The Stars」とアルバムからのオープニング・トラックでコックローチズ名義で先にシングルを限定リリースした「Rough And Twisted」を配信開始しました。< SOURCE: Universal Music / Rolling Stone / Rolling Stone JP / AP News / amass / udiscovermusic.jp >
アルバムは全14曲を収録し、2026年7月10日に発売されます。プロデューサーは前作『Hackney Diamonds』同様アンドリュー・ワットが務め、ダリル・ジョーンズ、マット・クリフォード、スティーヴ・ジョーダンといったツアーの主要メンバーに加え、スティーヴ・ウィンウッド、ポール・マッカートニー、ロバート・スミス、チャド・スミスといった豪華ゲスト陣も参加しています。
- Rough And Twisted 4:40
- In The Stars 4:13
- Jealous Lover 3:50
- Mr. Charm 4:34
- Divine Intervention 4:46
- Ringing Hollow 5:18
- Never Wanna Lose You 4:31
- Hit Me In The Head 2:57
- You Know I’m No Good 4:54
- Some Of Us 4:01
- Covered In You 4:32
- Side Effects 4:35
- Back In Your Life 6:13
- Beautiful Delilah 3:29
またチャーリー・ワッツによる生前最後期の録音から「Hit Me in the Head」はチャーリーのパートを残し再録音して仕上げたとのことです。
『Foreign Tongues』はCD、デラックス・セット、複数仕様のアナログ盤(通常盤および限定カラー・ヴァイナル)、各種限定エディション、特別ボックス・セットなど、多様なフォーマットで発売予定。日本盤及び輸入盤の発売詳細に関しては5月7日(木)午後3時以降発表されます。
アルバムの発表から約4時間後、ストーンズはニューヨーク州ブルックリンにて開催されたメディア向けの発売イベントに出席しました。司会はコナン・オブライアンが担当、客席にはレオナルド・ディカプリオ、クリスティ・ブリンクリー、アンドリュー・ワット、オデッサ・アザイオン、そしてニューヨーク市のほぼすべての音楽ジャーナリストが集まったとのことです。

イベントではリード・シングル「In The Stars」のビデオが上映されました。ミックが1960年代当時を彷彿とさせる劇的な若返りを果たした姿になるビデオには女優オデッサ・アザイオンが出演しています。アザイオンは会場の前方でアンドリュー・ワットの隣に陣取り、プレミア上映を見守りました。
アルバムのアート・ワークに関しては1977年シカゴ生まれのアメリカの画家ナサニエル・メアリー・クイン (Nathaniel Mary Quinn) によって製作されたことが発表されました。クインは、変形した顔を描いたコラージュ風の合成肖像画で知られています。ミックは「アルバム・カバーを公開しよう。俺は彼をミスター・アグリーと呼んでいる」とクインを紹介し、アルバム・カバーが頭上のスクリーンに現れました。最前列に座っていたクインは、「それはバンドメンバーの顔と彼らの旅路を描いたものだ。ローリング・ストーンズのアルバム・カヴァーを手がけることは芸術家として大きな名誉であり、文化史における最も持続的な存在のひとつとの対話でもあった」と述べました。
オープニング・トラックの「Rough And Twisted」に関してはストーンズの3人はこう語っています。●(ミック)これは、ある女性がたくさんのことを約束する物語だ。人生で実際に何が起こるかというと、彼女に連れられて恐ろしい場所に巻き込まれてしまう。本当にブルースのファンタジーなんだ…かなり曖昧でまさに無意識の独り言だ。 ●(キース)スタジオに入って、メンバーが集まり、曲の骨組みやアイデアを提示して、そこから自由に展開させていく――こういうことは全部計画できるものじゃない。ただ流れに身を任せ、うまくまとまることを願うしかないんだ。 ●(ロニー)「Rough and Twisted」では、1971年のフェイセズの曲「Stay With Me」で使ったのと同じギターを使ったんだ。本当に即興的なものだった。自分たちでも驚いたよ。
キュアのロバート・スミスの参加の経緯はミックがこう説明しました。「ある日ロンドンでボーカルの録音に行ったら、背を向けて長いガウンを着た男が立っていたんだ。振り返ったら口紅だらけだった。私は『君には会ったことがないけど、キュアのロバート・スミスだね』と言った。彼は『そうだ!』と答えた。私は『せっかく君がいるのなら、何かやろう』と言ったんだ。彼はバックボーカルを歌っているよ。」司会のオブライエンが冗談めかして「もしかしたら実際にはスミスじゃなかったかもしれないのでは。」と尋ねるとミックは「後で気付くと、エアコンの修理業者だったとかね」と返しました。
レコーディングはロンドンのかつての発電所跡地を利用したメトロポリス・スタジオを使ってわずか4週間でまとめ上げたそうです。ミックはスタジオについてこう語りました。「今回の部屋でレコーディングしたのは初めてだった。かなり狭かった。十分な広さではあるが、巨大ではなかった。視線を動かさなくても、みんなが見えるんだ。誰が何をしているのか、誰が何を考えているかがはっきりと分かった。あの部屋は私たちにとって本当にうまくいった。音響も本当に良かった。」
なお今後のライブ活動に関しての言及は一切出ず、近くストーンズがツアーに出る、あるいは単体ライブを行うという予定は今のところない模様です。

