
ローリング・ストーンズのデッカ・レコード時代の未発表音源を収録したコンピレーション・アルバム。1964年から1970年にかけて録音されたアウトテイクと別バージョンを中心に収録されています。アレン・クラインのABKCOレコードの戦略により、 ローリング・ストーンズ・レーベルからのベスト盤『Made in the Shade』と同日にリリースされました。当初、英国盤は16曲で、米国盤は「Some Things Just Stick in Your Mind」と「We’re Wastin’ Time」をカットした14曲入りでした。
- Out of Time
1966年4月27~30日録音。クリス・ファーロウがカバーしたバージョンのバッキングトラックで、ミック・ジャガーが歌ったデモ・バージョン。 - Don’t Lie to Me
1964年6月10日録音。「ジャガー/リチャーズ」のクレジットは誤りで、オリジナルはタンパ・レッド。 - Some Things Just Stick in Your Mind
1964年2月13日録音。アンドリュー・オールダムがマネージャーをしていた女性歌手ヴァシュティのために書かれた曲。ストーンズのヴァージョンはアレンジは同じですがバッキングは異なります。 - Each and Everyday of the Year
1964年9月上旬録音。アメリカの歌手、ボビー・ジェイムソンのために書かれた曲。ストーンズのヴァージョンは同じバッキング・トラックを使用。1965年にはTheeという名のグループにもカバーされました。 - Heart of Stone
1964年7月21日~23日に録音。ジミー・ペイジがギター、クレム・カッティーニがドラムで録音されたデモで、ミック以外のストーンズのメンバーは不参加。 - I’d Much Rather Be with the Boys
1965年2月24~28日に録音。ストーンズの楽曲で唯一アンドリュー・オールダムとキース・リチャーズが共作した曲。ザ・タゲリ・ファイヴへの提供曲のデモ。ゲストミュージシャンはジョン・マクラフリン(ギター)、ジョー・モレッティ(ベース)、アンディ・ホワイト(ドラム)。 - (Walkin’ Thru The) Sleepy City
1964年9月上旬録音。マイティ・アヴェンジャーへの提供曲のデモ。 - We’re Wastin’ Time
1964年9月上旬録音。ジミー・ターバックへの提供曲のデモ。 - Try a Little Harder
1964年2月13日録音。シングル・カットされた「I Don’t Know Why」のB面。 - I Don’t Know Why
1969年6月~7月に録音。オリジナルはスティービー・ワンダーのヒット曲。ストーンズに加入したばかりのミック・テイラーのスライド・ギターを聴くことができます。 - If You Let Me
『Between the Buttons』セッション時に録音されたフォーク・ナンバー。 - Jiving Sister Fanny
『Let It Bleed』セッションでの録音。ミック・テイラーのリード・ギターをフィーチャー。 - Downtown Suzie
1969年4月23日録音。ビル・ワイマン作詞作曲の曲。ライ・クーダーのオープンGチューン・ギターをフィーチャー - Family
1968年6月28日録音の『Beggars Banquet』アウトテイク。 - Memo from Turner
1968年11月17日録音。ミック主演の映画『Performance』の劇中歌でミックのソロ名義でシングル・リリースされた曲。ここに収録されたヴァージョンはストーンズ名義で録音されたもの。 - I’m Going Down
『Let It Bleed』セッションでの録音。ゲストにボビー・キーズ、スティーヴン・スティルス、ビル・プラマーが参加。
Released: 6 June 1975
Producer: Andrew Loog Oldham, Jimmy Miller