Emotional Rescue

Emotional Rescue

前作からキース・リチャーズのカナダでのドラッグ裁判、キースとロニー・ウッドのバンドであるニュー・バーバリアンズのツアーをはさんでリリースされた80年代最初のアルバム。オープニング・トラックの「Dance (Pt. 1)」は「Miss You」のディスコ・サウンドをさらに進化させた印象があり、ダブの要素も感じられます。この曲はシングルのリリースはありませんでしたが、別ヴァージョンの「If I Was A Dancer (Dance Pt. 2)」が12インチシングル盤で発売され、後にコンピレーションアルバム『Sucking in the Ssevenies』に収録されました。ミック・ジャガーがエレクトリック・ピアノで書いた「Emotional Rescue」はほぼ全編がファルセットで歌われたある意味実験的なナンバー。シングルとしてもリリースされ、全米3位、全英9位を記録しました。

このアルバムのためにレコーディングされたのは75曲と言われています。外された曲のうち何曲かは次作の『Tattoo You』に収録され、「Think I’m Going Mad」は1984年のシングル「She Was Hot」のB面に収録されました。キースが歌ったカバー曲「We Had It All」は、2011年の『Some Girls』デラックス・エディションに収録されました。

  1. Dance (Pt. 1)
  2. Summer Romance
  3. Send It To Me
  4. Let Me Go
  5. Indian Girl
  6. Where The Boys Go
  7. Down In The Hole
  8. Emotional Rescue
  9. She’s So Cold
  10. All About You

Released: 23 June 1980
Producer: The Glimmer Twins

Additional Musicians:
Ian Stewart – Piano
Nicky Hopkins – Piano, Synthesizers
Sugar Blue – Harmonica
Bobby Keys – Saxophone
Michael Shrieve – Percussion
Max Romeo – Backing Vocals
Jack Nitzsche – Horn Arrangement