It’s Only Rock’n Roll

It's Only Rock'n Roll

長年のプロデューサーであったジミー・ミラーと別れた後、ミックとキースが「グリマー・ツインズ」という名前でセルフ・プロデュースを行った初めてのアルバム、そしてテイラーをフィーチャーした最後のアルバムになりました。「ロックンロール宣言」ともいえるタイトル曲はロンドンのリッチモンドにあるロニーの自宅「ザ・ウィック」のスタジオで、ミック、ロニー、デヴィッド・ボウイ(コーラス)、ウィリー・ウィークス(ベース)、ケニー・ジョーンズ(ドラムス)で録音したテープが元になっています。後にストーンズはこの曲を頻繁にライヴで演奏するようになりますが、スタジオ録音のキーがEに対して、ライヴではBで演奏しています。

アルバム収録の10曲のうち7曲は4分を超えていて、最も長い「Time Waits for No One」ではテイラーの叙情的なソロがアルバム全体を通してのクライマックスになっています。この曲を含めた何曲かで曲作りに貢献したにも関わらず作曲にクレジットされなかったことが、テイラー脱退の原因の一つになっているとも言われています。

  1. If You Can’t Rock Me
  2. Ain’t Too Proud To Beg
  3. It’s Only Rock’n Roll (But I Like It)
  4. Till The Next Goodbye
  5. Time Waits For No One
  6. Luxury
  7. Dance Little Sister
  8. If You Really Want To Be My Friend
  9. Short And Curlies
  10. Fingerprint File

Released: 18 October 1974
Producer: Jimmy Miller

Additional Musicians:
Ian Stewart – Piano
Nicky Hopkins – Piano
Billy Preston – Piano
Ray Cooper – Percussion
Blue Magic – Backing Vocals
Charlie Jolly – Tabla
Ed Leach – Cowbell